医師挨拶
山田 慎 Shin Yamada
生まれ育った東京都中野区でスポーツ整形外科外来を始めるのは、私の長年の夢でした。都内の大学を卒業後は、沖縄本島で5年、久米島で2年間、医者としての研鑽を積み2010年から関東に復帰し、千葉県の亀田総合病院でスポーツ医学に本格的に携わりました。縁あってプロ野球球団のチームドクターをやらせて頂いたり、Tokyo2020で選手村総合診療所に勤務させて頂いたりと、日頃からトップアスリートを診察する機会を多く経験させてもらっています。
トップアスリートたちと接する中で、特有の症状や怪我と遭遇することも多く、特殊な治療が必要な場合も少なくありません。しかしながら、そこから得た知見や技術は、学校の部活動や地域のスポーツで活躍する皆様に対しても有用であり、また、アスリートたちに多く見られる肩・肘・膝などの関節障害や腰痛などは、同様の症状を持つスポーツを行っていない一般の皆様の治療にも有用と考えています。
このようにトップアスリートを診察してきた経験を地域の皆様にも応用し診療するのが当院スポーツ整形外科のコンセプトです。地域スポーツを医学面でサポートを行い、スポーツによる地域の活性化や、将来のトップアスリートの育成に繋がって行ければと願っております。
経歴
2003年 3月 | 東京医科大学 卒業 |
2003年 4月 | 沖縄県立中部病院 初期研修医 |
2005年 4月 | 沖縄県立中部病院 後期研修医 |
2007年 4月 | 沖縄県立中部病院 整形外科嘱託医 |
2008年 4月 | 沖縄県離島医療組合 公立久米島病院(整形外科・外科) |
2010年 4月 | 医療法人鉄蕉会 亀田メディカルセンター スポーツ医学科医師として着任 |
2011年 4月 | 医療法人鉄蕉会 亀田メディカルセンター スポーツ医学科医長に就任 |
2012年10月 | 医療法人鉄蕉会 亀田メディカルセンター スポーツ医学科部長代理に就任 |
2016年10月 | IOC Diploma of Sports Medicine 取得 |
2018年1月〜 | 山田クリニックスポーツ整形外科スタート |
2021年 | Tokyo2020 オリンピック・パラリンピック Athlete Village Polyclinic勤務 |
認定資格
- 日本整形外科学会専門医
- 公益財団法人日本体育協会
日本体育協会公認スポーツドクター - IOC Diploma in Sport Medicine
チームドクター活動
- 東北楽天ゴールデンイーグルスチームドクター
- 明治学院大学体育会アメリカンフットボール部チームドクター
- 東京都立富士高校アメリカンフットボール部チームドクター
得意分野
スポーツ診療
野球医療に力を入れており、個人、チーム単位でジュニアからプロ選手まで幅広い年齢層の選手たちをサポートしています。そのほかにも、アメリカンフットボールの選手たちをチーム単位でサポートしているほか、NHKのランニング番組メディカルアドバイザーとしても出演しランニング障害の知識も豊富です。
超音波を利用した診断、治療
超音波断層器(以下:超音波)は、その場で、すぐにできて、痛みを伴わない検査です。産婦人科での観察診断に用いられていることで多くの人が知る検査となっていますが、整形外科の分野では筋、腱、靭帯、骨の表面を画面に描出し評価し、異常部位を診断します。異常部位には、超音波を使ってピンポイントで薬物を注射で注入することができるので、注射治療の精度も向上させます。
関節外科手術
理学療法や注射加療など手術以外の加療が無効な例には手術加療を行う時もあります。手術の適応判断、実際の手術手技、手術後のリハビリなどは豊富なアスリート治療の経験を活かし、日常生活、スポーツ復帰までサポート致します。特に当施設の医師は、肩・肘・膝関節の手術を中心に行っています。*手術に関しては当院では手術施設は無いため当院の医療連携施設での施行となります。